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カリフォルニア大学エクステンション

「英語力よりも積極性」が未来を拓く――UCSDで激変する環境を乗り越え、現地の輪に飛び込んだ3ヶ月間

「英語力よりも積極性」が未来を拓く――UCSDで激変する環境を乗り越え、現地の輪に飛び込んだ3ヶ月間
SさんのUCSD留学インタビュー

「新しい環境での生活を通して自分の価値観を広げたい」。そんな漠然とした想いを胸に、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のエクステンションプログラムへと旅立ったSさん。当初は8週間のプログラムを2タームで予定していた滞在を1ヶ月延長し、計5ヶ月にわたりサンディエゴで濃密な時間を過ごしました。

2ターム目からUCSD Extensionの環境が大きく変わってしまい戸惑ったこともありますが、自ら現地のサークルやコミュニティに飛び込み、満足度「80点」の充実した留学生活を作り上げたSさん。そのリアルな葛藤と、現地で道を切り拓いた軌跡をインタビュー形式でお届けします。

留学風景

Q. まず、今回の留学の期間や、現地で受講したクラスについて教えてください。

A. 本来は4ヶ月の留学予定でしたが、1ヶ月延長して最終的には5か月間UCSDの語学プログラムに通いました。

各ターム間の休校機関やコース終了後の生活も含めると6ヶ月サンディエゴに滞在したことになります。

「コミュニケーション&カルチャー(Communication&Culture)」を1か月受講し、「アカデミック・イングリッシュ(Academic English)」を4か月のコースに参加しました。

Q. 留学中に、印象的なクラスや先生はいましたか。

A. 日本ではあまり習わない英語の微妙なニュアンスの違いまで教えていただき、とても有意義な授業でした。

「コミュニケーション文法(Communication Grammar)」を担当してくれた先生は非常に教え方が分かりやすかったです。

また、2月には、懇意の先生が「私のC&Cのクラスにおいで」と誘っていただき当コースを受講しましたが、授業中に水族館や大学施設を訪問したほか、現地の人とコミュニケーションを取る課題を通して、素晴らしい体験ができました。

Q. 3月には精神的に一番辛い時期があったそうですね。

A. クラスレベルが上がり、授業運営やグループワークに参加できないことで悩んでしまう部分がありました。

そうなんです、3月が一番辛かったです。クラスレベルが1つ上がったのですが、担当していた先生が授業運営にあまり慣れていなく、クラスメイトもすでにグループができあがっていたので、グループワークに参加できなかったことがありました。

幸いにも成績には影響するものではなかったのですが、「もっとクラス運営をうまくやってほしい」と伝えるなど、先生との関係に悩んでしまう部分もありました。

プログラムマネージャーの方に相談したところ、クラスを途中で変えることもできるとのことだったため、何人かのお世話になった先生に相談することもありましたが、最終的にクラスを変えないという決断をしました。

Q. その辛い時期を、どのようにして乗り越えたのでしょうか?

A. 学校の外に自分自身で「別のコミュニティ」を作っていたことが、最大の救いになりました。

語学学校(エクステンション)のプログラムだけだと、どうしても関わる人が固定されてしまいます。そこで私は、本キャンパスが近いことを生かし、UCSDのメインキャンパスに直接行って、現地のアニメ・漫画サークルに所属しました。

そこでは週に1回ミーティングがあり、日本のアニメを英語字幕で見たりしていました。共通の趣味という強い土台があったため、現地のアメリカ人学生や、サークルに参加している社会人の方々と、英語でコミュニケーションを取る機会が劇的に増えました。

さらに、図書館前の通りで募集を見かけた週1回のサルサダンスサークルに完全未経験で飛び込んだり、アニメサークルで出会ったUCSD職員の方に誘われて毎週教会に通うようになり、そこで新しい友人ができたりと、交流の幅がどんどん広がっていきました。

学校でのトラブルやストレスはありましたが、これらの外のコミュニティに「流す」ことができたため、精神的に病むことなく、素晴らしい人間関係を築くことができました。授業の方では、他国の友人がいろいろとサポートしてくださり、授業が終わるころにはクラスが恋しくなりました。

Q. 滞在先についても、途中でホームステイからルームシェアに変えられたそうですね。

A. サークルで知り合った友人とルームシェアに移り、精神的に楽になっただけでなく大幅なコストカットになりました。

はい、1月の途中から、サークルで知り合った友人とルームシェア(シェアフラット)に移りました。

最初のホームステイ先は、決して悪い人ではなかったのですが、夕食の時間が19時と決められていたため、「図書館で勉強したい」「サークル活動に参加したい」と思っても、その時間までに帰らなければならないことが負担になっていました。

6人で水回りやキッチンを共有するシェアフラットに移ってからは、帰宅時間も自由になり、精神的に本当に楽になりました。

家賃の面でも、ホームステイは月30万円弱かかっていたのですが、ルームシェアにすることで月13万円程度に抑えることができ、大幅なコストカットになりました。留学生向けの個室ハウジングだと月40万円弱、相部屋でも月20万円強ほどかかるそうなので、自分でルームシェアを見つけられたのは運がよかったと思います。

ただ、サンディエゴは物価が本当に高く、外食ばかりしていたので生活費全体としては結構かかってしまいました。自炊が得意な人ならもっと抑えられると思います。

Q. 英語力の変化や、事前準備についてのアドバイスはありますか?

A. 一番伸びたのは「ライティング」。クラス分けテストで「C1レベル(上級)」の判定が出ました!

英語力の変化に関しては、留学中に一番伸びたのは「ライティング(書くこと)」でした。先生とこまめにメールで連絡を取り合っていた成果だと思いますが、クラス分けテストで「C1レベル(上級)」の判定が出て、クラスメイトに驚かれましたが、先生は納得していた様子でした。

留学を通して英語力が飛躍的に上がったと何人かの親しい先生はおっしゃってくれているので、しっかりと授業と課題に向き合あったことがよかったのだと思います。

私は「リスニング」のスキルが低い状態で留学したため、リスニングがもっとできれば、現地の友達をさらに増やせただろうなという悔しさがあります。

今思うと、寝る前に学習教材やポッドキャストなどを流しておくだけでもかなり違ったと思いますので、これから留学を考えている人は参考にしてください。

留学風景2

Q. 帰国されてから3ヶ月が経ちましたが、現在の状況はいかがですか?

A. 留学前に比べて、英語が格段に聞き取れるようになったと実感しています。

先週も、現地のサークルの大学生の友人が夏休みを利用して日本に旅行に来たので、私が丸一日ガイドをして、英語でコミュニケーションを取りました。

帰国後も先生や現地で知り合った友人とメールやSNSを通してコンタクトを取り続けているので、思いのほか英語力を落とさずに維持できています。一度できたご縁を大切にできているのは、自分にとって嬉しい発見でした。

Q. 最後に、これからUCSDのプログラムを目指す人へメッセージをお願いします。

留学を成功させるために一番大切なのは、英語力の高さよりも「積極性」だと思います。

たとえ英語にあまり自信がなくても、あまり日本人同士で固まりすぎず、一人で勇気を出して一歩外のサークルやイベントなどに飛び込んでみてください。UCSDの語学プログラムやサンディエゴという街は、自分から行動を起こせば、かなり友達が作りやすい環境だと思います。多くの人と触れ合うことで、新しいものの見方ができるようになります。

もちろん授業には積極的に参加してください。1か月単位から留学できるようになったため、学校がお休みの期間の学生さんや社会人経験者の方も留学しやすくなったと思います。積極的に授業に参加し、課題をこなすだけでも全然違うと思います。

【編集後記】

自らの「積極性」でピンチをチャンスに変え、一生モノの友人たちと出会ったSさん。 「英語力というハードルを過度に恐れる必要はない」というSさんの言葉は、これから世界へ飛び出そうとする多くの未来の留学生にとって、大きな勇気となるはずです。

留学風景3